[時事寸語]= 末期の日本の高市大将

 「戦艦」――この言葉を、現職の首相が国会で口にした。かつて帝国の象徴だったその響きが、再び政治の口から発せられる時代になったとは、誰が予想しただろう。高市早苗首相は、「言い間違いではない」と閣議決定までして強弁した。広辞苑を盾にとって「文脈によって意味は異なる」と言い張る姿は、末期の政権らしい知的崩壊の象徴だ。もはやこの国の政治は、現実と幻想の区別さえつかなくなっている。戦艦がない時代に“戦艦”を語り、外交が破綻しているのに“毅然”を唱える。高市大将の日本丸は、まさに座礁寸前である▼金の問題も相変わらずだ ...

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