[時事寸語]= 無責任内閣
無責任という言葉をここまで体現する政治家が、いったい戦後に何人いただろうか。高市早苗首相が「存立危機事態」に言及した発言の火種は、もはや外交問題を超え、政治全体の倫理を焼いている。中国大使は人民日報で「撤回せよ」と書き、外務省はSNSで火消しを試みる。だが肝心の発火源たる首相は、沈黙をもって応えるばかりだ。火を点けた者が「冷静な対話を」と言い、炎を前に「毅然とした態度を保つ」と語る――この国の政治には、火事場でガソリンを撒く者しか残っていないのか▼与野党の討論番組を見ても、呆れるほかない。立憲民主党は「首 ...

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