[時事寸語]= 日本のアウシュビッツ・牛久入管

 「人権を尊重しつつ適正に行わなければならない」――入管法はそう書いてある。だが、その文言が実際にどこまで守られているか、牛久の現実を見れば答えは明らかだ。体調を崩し、車椅子に座ったまま十二年半も収容され続けるパキスタン人男性。医師が「飛行機には乗れない」と判断しても、出入国在留管理庁は容赦なく「強制送還」を通告する。法の名を借りた棄民処理。日本の「人権意識」がいかに冷酷なものか、牛久の壁が雄弁に物語っている▼男性はカシミール独立運動に関わり、帰国すれば再拘束の危険がある。にもかかわらず、彼の難民申請は退け ...

全て読む