[時事寸語]= 過労死推進内閣への警告
「ワークライフバランスを捨てよ」。高市首相の言葉は、まるで号令のように響いた▼働く者の命を削って成長を誇る時代は、とうに終わったはずである。だがこの国の時計は、また針を逆に回し始めた。労働時間の上限を緩めよと指示する政権。かつて「働き方改革」を掲げた政府と同じ口が、今度は「馬車馬のように働け」と言う。言葉の綾では済まされない。政策の方向が、すでに過労死への坂を下り始めている▼「心身の健康維持を前提に」と添えられた文言が、かえって残酷に響く。前提が守られたことがあっただろうか。電通の若き社員が命を絶ったのは ...

![[時事寸語]= 過労死推進内閣への警告](/image/template-header.jpg)