[時事寸語]= 棄民された就職氷河期世代

 八〇五〇問題。数字の並びは、いまの日本の老いと貧困の縮図である▼八十代の親が五十代の子を養う――この逆転の構図を、いったい誰が想像しただろう。就職氷河期に青春を奪われた世代が、いま親の年金にすがっている。彼らを「自助努力が足りない」と切り捨てた社会が、三十年を経て、静かに報いを受けている。政策の無策は、やがて家庭の悲劇となって帰る。放置された格差は、時間が熟成させた災厄となるのだ▼「格差なんて存在しない」「みんな満足している」と笑った政治家がいた。派遣制度を放任し、賃金を下げ競争をあおった者たちは、いま何 ...

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author=1へのアクセスをプラグインで禁止してみる

author=1へのアクセスをプラグインで禁止してみる

脱functions.phpの思想が広まることを祈っています。冒頭からいきなり・・・ですが、ググるとよく「functions.phpに~を記載して~」と出ますが、個人的には好きじゃないやり方です。テーマをアップロードするだけできれいに吹き飛びます。子テーマにするという手もあるのですが、いずれにしろfunctions.phpが延々と長くなっていくだけなので、テーマで提供する機能とプラグインで提供できる機能は割り切りましょう。というわけで今回のプラグインです。 author=1を叩くのを禁止するだけでは不十分? ...

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複数人で管理するWordPressのメディア問題を何とかする

複数人で管理するWordPressのメディア問題を何とかする

WordPressは一応、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)として複数人の管理が可能になっています。しかしそのセキュリティ的なところを見ると首を傾げる仕様があることは事実です。特に困るのは他人のアップロードしたメディアが全員に見えてしまう点ではないでしょうか メディアが見えると何が問題? 用途によりますが、例えばサイトのメディアすべてが見える状態だと、第三者には秘匿しておきたいファイルまでもが見えます。新規の記事に使う程度なら良いのですが、万が一にも個人情報の含まれるファイルをアップロードしていた ...

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[時事寸語]= 生涯現役への違和感

 老後社会。誰のための「現役」延長なのか▼年金の受給開始を何歳にするか、自己責任で選べるようにするという。耳ざわりはいい。だが、その選択肢の裏には、選べるほどの余裕を持たぬ人々の姿がある。物価は上がり、預金は目減りし、年金だけでは暮らせない。ならば働け、まだ動けるだろう――社会の声がそう囁く。生涯現役という言葉は、かつては気骨をたたえた。いまや、生涯労働の婉曲表現である▼駅前のスーパーで、夜の警備服に身を包む七十代の男性と目が合った。孫のような客に笑顔を向けつつ、冷気に肩をすくめる。退職金を食いつぶすのは早 ...

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WordPressでアップロードされるファイルの名前を強制変更―続編

WordPressでアップロードされるファイルの名前を強制変更―続編

この手のプラグインはいくつか作ったのですが、今回は強制ファイルリネームの続きとなります。以前にも同じようなプラグインは作成したのですが、Gutenbergを経由する場合にpost-title(ファイルのタイトル)がリネームされないバグがありました。今回は強制的にファイル名も指定し、憶測を不可能にしてみます。 REST APIを経由する場合とメディアアップロードの違い WordPressの内部構造として、メディアアップロードを使う場合とGutenberg(エディタ)を経由する場合で処理が異なります。ここでハマ ...

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WordPressのfunctions.phpの書き方

WordPressのfunctions.phpの書き方

CMSとしてのWordPressは大変人気が出ていますが、その一方、functions.phpになんでも書いてしまうことでコードが冗長化する悲劇(?)が絶えません。かくいう私もかつてはズラズラと書き連ね、気づいたら500行超え…ということもありました。しかし、可読性があまりに悪くなるのでお勧めできません。 functions.phpは「弄らない」ぐらいの考えで 特に有料、無料を問わず第三者が作ったものであればなおのこと守るべきでしょう。functions.phpを冗長にすると何も良いことがありません(子テー ...

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[時事寸語]= 村山富市さん死去

 村山富市という人は、時代に押し出された人だった▼冷戦が終わり、五十五年体制が崩れ、社会党が自衛隊を「合憲」としなければ政権は握れぬ。まさに逆風にさらされた指導者である。だが、その口から出た「反省とおわび」は、時代の要請を超えた倫理の発露であった▼政治家の言葉が軽くなる一方で、村山氏の語りには重みがあった。「死ぬときは一緒だ」と戦場で肩を寄せた戦友。「餓鬼道」としか呼びようのない軍隊経験。空腹と理不尽の中から、戦争の本質を見抜いた人である。「正常な人間のすることではない」と断じたその言葉は、道徳であり、証言 ...

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[時事寸語]= あきれた愚の骨頂「財務省解体」

 財務省を解体せよ、と勇ましい声が上がる。なるほど、確かに増税や緊縮財政は国民に優しくない。だが、だからといって病気を治すために医者を追放するような話が、果たして「改革」と呼べるのだろうか▼財務省は、確かに無愛想な組織である。「カネがない」とばかり言い続け、政治家の夢も国民の希望もバッサリと切り捨てる。だがその役目は、国家財政にブレーキをかけること。嫌われて当然の職務である▼今、その嫌われ者を解体すべしという論調がにわかに熱を帯びている。SNSに焚きつけられ、ついには財務省前に市民が集う。きっかけは「百三万 ...

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[時事寸語]= 呆れた高市新総裁のコンメイ

 かわいそうな高市早苗、と本人が言った。自己紹介としては斬新だが、党内の支持がぐらつく中での冗談には、笑う方にも覚悟がいる▼与党の座にしがみつく自民党が選んだ新総裁は、過半数に届かぬ議席を抱えて「手を尽くす」と言う。声高に語られる「女性初の首相誕生」も、現実には“首相未遂”の可能性が色濃い。党内から「総・総分離」論が囁かれるのも、支える足場が砂地だからだろう▼「馬車馬のように働く」と過日叫んだばかりの総裁が、今度は「かわいそうな私」へと転じた。哀れを売りにする首相候補など前代未聞である。だが、これが現代の自 ...

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