[時事寸語]= 九十九里・セブンアイランドの夢
一九九〇年、バブルの熱気がまだ街を包んでいたころ——千葉の太平洋岸に“夢の群島”が描かれていた▼その名も「九十九里セブンアイランド構想」。鹿島建設が中心となって構想した、六千ヘクタールに及ぶ七つの人工島群。そこには、二十四時間稼働の海上空港、石油備蓄と発電を担うエネルギー島、東京港の機能を分担する巨大物流拠点、そしてゴルフリゾートやマリンシティまで並ぶ予定だった。九十九里の沖合に浮かぶ未来都市。東京湾岸の過密を解き放ち、日本経済をさらに“夢の時代”へ押し上げるはずの計画だった▼もし実現していたら——そう考 ...

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