[時事寸語]= あきれた愚の骨頂「財務省解体」

 財務省を解体せよ、と勇ましい声が上がる。なるほど、確かに増税や緊縮財政は国民に優しくない。だが、だからといって病気を治すために医者を追放するような話が、果たして「改革」と呼べるのだろうか▼財務省は、確かに無愛想な組織である。「カネがない」とばかり言い続け、政治家の夢も国民の希望もバッサリと切り捨てる。だがその役目は、国家財政にブレーキをかけること。嫌われて当然の職務である▼今、その嫌われ者を解体すべしという論調がにわかに熱を帯びている。SNSに焚きつけられ、ついには財務省前に市民が集う。きっかけは「百三万 ...

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